反転均平工法Ⅱ工法 工法手順
反転均平工法Ⅱ工法( 表土扱いあり)
「表土扱いあり」に準じる反転均平Ⅱ工法の施工手順です。一般土の場合です。
1.施工前
現況標高、表土厚を計測します。指定された計画標高を確認します。
また、盛土部になる現況区画部分が、運土後でも分かるよう篠竹などでマーキングします。
2.切土部の反転耕起
レーザープラウで切土部だけを反転耕起します。設定耕起深は下記の計算式に基づきます。
設定耕起深=現状標高-計画標高+表土厚
設定耕起深が35cm未満の場合、1段耕プラウを使用します。設定耕起深が35cm以上の場合、2段耕プラウを使用します。
3.転圧と運土工
圃場が乾燥後、ブルドーザーで運土します。
切土部は、反転耕起された心土が全て盛土部へ移動され、表土が表面に出てきます。
4.盛土部の反転耕起
施工前に篠竹などでマーキングした盛土部だけをレーザープラウで表土直下の位置から反転耕起します。設定耕起深は盛土厚によって変わりますので、旧区画ごとに耕起します。
設定耕起深=計画標高-現状標高+表土厚
切土部から運土された心土と盛土部の表土が上下に反転されることにより、圃場全面に表土がある状態になります。
5.荒整地
圃場が乾燥後、ブルドーザーで荒整地をします。盛土部や額縁周りは不等沈下を防ぐよう丁寧に転圧します。
6.仕上整地
レーザーレベラーで全体の仕上げ整地を行います。
- 2024年2月28日