工法について

ドレンレイヤー工法の特徴

1.低コストな暗渠施工方法

掘削・管埋設・疎水材投入までを一体的に行う、低コストな暗渠施工法です。
作業速度が0.6〜1.6km/hrと早く工期の短縮がのぞめます。また、必要人員もオペレーターを含め3〜4人と少ない人数で施工可能です。

2.非掘削推進方式で埋戻し不要。開削幅も狭く低コスト

非掘削推進方式の為、掘削残土が無く、吸水渠部分での埋め戻しがありません。開削幅が狭いため、疎水材使用量はトレンチャー工法、バックホウ掘削工法(スリムバケット)と比較しても大きく低減できます。

ドレンレイヤー工法の特徴_2-1土をせり上げない01圧縮   ドレンレイヤー工法の特徴_2-2バックホウ土を上げる01

また、切削幅が狭いので暗渠施工直後の暗渠溝への田植え機の車輪埋没が防げます。
埼玉県農林総合研究センター資料参照

3.管径が選択可能

適応パイプサイズは、50〜80mmまで使用可能です。そのため、幅広い流量に対応可能です。  
また、管の繋ぎ目も、ドレンレイヤー専用の繋ぎソケットが用意されており、管の離脱防止が
万全です。接続も容易で作業時間が短縮されます。

ドレンレイヤー工法の特徴_3パイプ

4.多様な疎水材に対応

疎水材は籾殻、粗粒火山礫、ビリ砂利、木材チップ、牡蠣殻チップなど幅広い疎水材の使用が可能です。

 特徴画像4-1モミガラ積み込み       特徴画像4-3ビリ砂利 
          モミガラ                    ビリ砂利
 特徴画像4-2牡蠣殻チップ       特徴画像4-4火山礫
             牡蠣殻チップ                   火山礫       

5.正確な勾配施工

ドレンレイヤーの施工深をレーザー機器によって自動的に制御します。その為正確な勾配管理ができ、
オペレーターの熟練を必要としません。最大施工深は80cmです。

5ドレンレイヤー模式図20160906_2
                                              レーザー制御による勾配設定の模式図